ウェザーマスターコクーンⅡ ④ 雪の重みでつぶれた事件
ある冬のキャンプでの出来事
その日の天気は雪マークで
子どもたちは雪だるまが作れたらいいなと喜んでいた
関西に住んで10年ほどだが、雪だるまが作れるほど雪が降ったのはほんの数回
まさかその日も積もるほど降るとは思ってなく
例え積もったところで2~3センチ積もればうれしいなくらいに思っていた
だけど思いのほか、降っていたようだ
雪は音もなく降ってくるので、
インナーテントに入ってしまってからは
時折聞こえる、ドサッと雪が落ちる音で
あー降ってるんだな
気づく
テントはアーチ状になっているし
まさかテントの上に降り積もるとは思ってもみなかった
時々ドサッと落ちる音がしていたし
全部落ちていると思っていた
夜中、寝ていたら
ドッスーーーーン
とものすごい音と衝撃がして
びっくりして目を覚ましたら
テントがつぶれてる!!
今自分が寝ているテントが、つぶれてる!!
幸いリビング側が潰れて
インナーテントにいた私たちの上に重たい雪が落ちてこなかった
重たい雪とテントとポールが、寝てるところに落ちてきたら
いったいどうなってたんだろう
湿った雪はテントに張り付いて降り積もる
定期的に屋根から雪を落とさないと
雪の重みでテントが潰れる
当たり前のことなのかもしれないが、
私たちはこの時初めて学んだ
ポールは全部ダメになった
だけど家族全員無事でよかった